
<高校野球春季兵庫大会:明石商4-3滝川二>◇3日◇準々決勝◇明石トーカロ
明石商が逆転勝ちし、2年連続で春の県大会4強入りを果たした。
主将の山内宏斗内野手(3年)が逆転勝利に導いた。0-3の6回2死から中前打で出塁すると、50メートル6秒1の足で二盗、三盗を続けて成功。「三盗も決めていた。チームの流れが良くなかったのでキャプテンとしてがむしゃらなプレーでチームを引っ張る気持ちでいった」。その後の適時打で反撃の1点目のホームを踏むなど、チームはこの回2点を返した。
バットでも貢献。2-3の7回には2死一、二塁から直球を捉えて左中間へ逆転の二塁打を放ち、感情を爆発させた。「体が小さいので低い打球でつなぐという気持ちが結果につながった」と笑顔。狭間善徳監督(60)も「打ったのは大したもん」とたたえた。
次戦は昨秋の県王者で今春センバツに出場した東洋大姫路と対戦する。山内は「正面からぶつかって、隙をついて1点ずつ明商らしくやっていければ」と意気込んだ。