
右肩手術後のリハビリを続けているレッドソックス吉田正尚外野手(31)の復帰の見通しについて、クレイグ・ブレスロー編成最高責任者(CBO)が右肩が完全に元に戻ってからになると明言した。複数の地元メディアが1日(日本時間)伝えた。
吉田は昨年10月に右肩の関節唇修復手術を受け、現在はフロリダ州の球団施設でリハビリ中。今季オープン戦はDHとして試合に出場し打率2割8分6厘と、打撃に影響がないことをアピールした。だが今季はDHの枠が埋まり、外野以外では出場機会が得られない状態。地元メディアやファンの間では、吉田の状況が不可解だと指摘する声も出ていた。
ボストンのメディア「マスライブ」によると、同CBOは「チームを助けることができる選手を隠しておく理由などない」と吉田がまだ復帰できる状況にないことを強調。「打撃は問題ない。スローイングに関して、まだ問題がある」とし「120フィート(約37メートル)の間隔まで広げて投げているが、まだ非常に軽い強度。試合で投げられる状態には程遠い。彼は完全に健康になる必要がある」と見解を示した。
吉田は今季がメジャー3年目。ここまで2年間で打率2割8分5厘、25本塁打、128打点としている。