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【こんな人】ヤクルト移籍の山野辺翔は西武源田が「たまらん」と称する隠れた技術の持ち主


西武ライオンズの内野手、山野辺翔がヤクルトに移籍することが発表されました。源田壮亮選手からも絶賛される「たまらん」帰塁技術で知られる山野辺は、その技術が注目されています。桐蔭学園で活躍し、桜美林大学を経て、西武でチームのムードメーカーとしての役割も果たしてきました。新天地のヤクルトでもその存在感を発揮することが期待されています。

進塁する山野辺翔(2023年3月5日撮影)

西武山野辺翔内野手(30)がヤクルトに移籍することが1日、両球団から発表された。金銭トレードとなる。

“源田たまらん”と称される遊撃守備の名手、源田壮亮内野手(32)に尋ねたことがある。

「西武のチームメートで、まだあまり知られていないけれど“たまらん”と思う隠れた技術を持つ選手は誰ですか?」

源田は「え~っ? 誰だろう。うーん、うーん」と10秒少々頭を巡らせた末に「!」の吹き出しが浮かぶような表情になって答えを出した。

「山野辺!」

うれしそうに続けた。

「ランナー出た時、山野辺の帰塁はすごいっすよ。本当にうまい。もっと盗塁に生かせればなおいいですけどね。僕の帰塁なんかより全然うまい。ぜひ注目してみてください」

ひらめきがうれしかったのだろうか、その数日後に山野辺は「今日、源さんにそれ、言われました」と笑っていた。プロになってから「小関コーチや佐藤友亮コーチに仕込まれましたね」とのことだ。

社会人出身だが雑草魂。桐蔭学園(神奈川)時代、3年夏の神奈川大会決勝で桐光学園・松井裕樹投手(現パドレス)から左中間二塁打を打った。でも背番号は2ケタ。「大会前のメンバー発表の時も呼ばれるかドキドキしたくらいです」と懐かしむ。

桜美林大でも全国に名だたるような強さはなかった。「でも、必ずしも強豪大学に行かなくても、自分がしっかりやれば全然レベルが上げられると思うので」。懸命に練習し、一目される選手になった。20年10月、久しぶりの優勝に近づいていたロッテの勢いを止めたのは、攻守にわたる山野辺の活躍だった。

おとなしめな選手も多い西武の、貴重なムードメーカーでもあった。ウオーミングアップのランメニューは、3人ずつ並んで走る。先頭は若手。山野辺はあえて最後方に陣取った。外国人やベテランたちとともに「さぁ、行きましょう!!」と声を張る。そうやってチームを包んできた。

新天地でもたまらん技術で、たまらん存在に。【西武担当=金子真仁】

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