
<ドジャース15-2マーリンズ>◇29日(日本時間30日)◇ドジャースタジアム
【ロサンゼルス(米カリフォルニア州)4月29日(日本時間30日)=斎藤庸裕】ドジャース大谷翔平投手(30)が、今季最速の弾丸ライナー弾を放った。マーリンズ戦に「1番DH」で出場し、4打数1安打。1回の第1打席でアルカンタラの初球を捉え、先頭打者アーチを放った。第1子となる長女が誕生し、産休制度の「父親リスト」から復帰して以降、7試合本塁打が出ていなかったが、ようやくパパ1号をマーク。今季最速の打球速度114・1マイル(約184キロ)で打線に火をつけ、チームの4連勝に貢献した。
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○…大谷の先頭弾から流れをつかみ、22年のサイ・ヤング賞右腕アルカンタラを一気に打ち崩した。3回途中でKOし、その後も打線がつながり、18安打15得点で大勝。ロバーツ監督は大谷の先頭打者アーチについて「先制点を与えた直後に先発の第1球を仕留めて、勢いを与えてくれた。彼が好調だと、打線全体もついてくる」と高く評価。長女誕生後で初の本塁打に同監督は、ニッコリと笑顔を見せながら「父として、これからもっともっと打つだろう。いいスイングをしているし、またもう1本出ると思う」と期待を寄せた。