
<明治安田J1:G大阪2-1京都>◇29日◇第13節◇パナスタ
ガンバ大阪が首位の京都サンガF.C.を下し、3試合ぶり白星を手にした。
MFネタ・ラビ(28)とMF美藤倫(23)を欠くG大阪は、FW登録の満田誠(25)をボランチで起用。4試合ぶり先発のFWデニス・ヒュメット(28)の1トップ、5試合ぶり先発の宇佐美をトップ下、今季初先発のMF食野亮太郎(26)を左サイドに置いて臨んだ。
けが人の影響が不安視されたG大阪だが、3月に加入したストライカーが、助っ人らしい仕事ぶりを見せてチームに勢いを与えた。
前半10分、カウンターのチャンスで右サイドでボールを受けると、低いクロス。これをゴール前に走り込んだ宇佐美が右足でDFの股を抜くボレー。これがゴール左ポストに当たって決まった。
同27分にはまたもカウンターから追加点を決める。宇佐美からのパスを左サイドで受けたヒュメットがドリブルで前進。左からゴールへ向かい、最後は相手をかわして作ったコースを右足で鋭く打ち抜き、ゴール右ネットを揺らした。
同34分には京都が1点を返す。FWエリアス(26)との縦ワンツーでMF松田天馬(29)が抜けだし、右のDF須貝英大(26)へパス。須貝からのラストパスに反応したMF米本拓司(34)が右足ヒールで流し込んだ。
1点を追う京都は後半、選手を入れ替えながら打開を図り、同11分にはDF福田心之介(24)を右サイドバックに投入。左に回ったDF須貝とともにスプリント力のある2人で攻撃を活性化したが、ゴール前で体を張るG大阪のディフェンスを破れず。同アディショナルタイムのCKではGK太田岳志(34)も攻撃参加して同点を狙いにいったが、届かず3試合ぶりの黒星。首位陥落となった。
最後まで1点差を守り切ったG大阪は、総力戦で勝利。大きな勝ち点3を得た。