
<東京6大学野球:明大-慶大>◇第3週2日◇27日◇神宮
今季、東京6大学野球連盟結成100周年記念事業の1つとして、行われているレジェンド始球式に、明大OBで、巨人V9戦士、日ハム、DeNAのGMなどを務めた高田繁氏(79)が登板した。
力強い真っすぐがノーバウンドで捕手のミットにおさまると、笑顔でマウンド降りた。大学、プロと現役時代は外野手として活躍した高田氏だが、神宮のマウンドに上がるのは人生初。この日に向けて3日練習し調整。「高校までは投手だったけど、大学からは外野手でしたから。正直、ホッとしました」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
大学時代は1年秋季リーグ戦から7季連続のリーグ歴代最多ベストナイン記録を樹立。「在学中、優勝はできなかったが、個人的には充実した4年間、8シーズンだったね」と、笑顔で振り返った。
連盟100周年に対しては「いろいろな素晴らしい選手、スゴイ選手がたくさん出て、日本の大学野球をリードしてきた。先輩たちが築いてきてくれた歴史がある。あと20年、50年…この形で続いてくれたらいいなぁ」と、エールをおくった。