
<ウエスタン・リーグ 阪神-中日>◇26日◇安芸
中日のドラフト1位金丸夢斗投手(22)が2度目の先発マウンドに立ち6回’89球、2安打無失点の好投を見せた。
阪神のキャンプ地安芸は、関大もキャンプ地として使用している。慣れ親しんだマウンドで、凡打の山を築いた。この日の最速は152キロ。カーブ、スライダーでストライク先行し、最後は直球で押し込み、詰らせる打球が多かった。安打は3回2死から投手のビーズリーに右前安打、6回2死から井上にカーブを左前安打された2本のみ。
打っても自身を援護した。4回1死満塁で投手前にバントすると。本塁へのトスを焦った投手ビーズリーが打球を後逸。2者が生還する“2ランスクイズ”の内野安打を放った。
高知・安芸遠征へ行く前の24日に「もう制限はないのでいけるところまで自分の投球をしたい。井上監督からも『もう1軍で投げるのを意識してやれ』と言われたので」と、話していたように調整も最終段階に来ている。
1軍はエース高橋宏斗投手(22)が1勝3敗と不振。柱と期待された新外国人カイル・マラー投手(27)、右肩付近のコンディション不良とみられる柳裕也投手(31)が2軍へ行くなど先発陣が手薄なだけに、ゴールデンルーキーの1軍デビューもそう遠くはなさそうだ。