
<楽天0-1ソフトバンク>◇25日◇楽天モバイルパーク
ソフトバンクが今季2度目の3連勝を飾り、対楽天戦の連敗を3で止めた。
0-0の9回1死二、三塁。ここで9番海野隆司捕手(27)に代わって嶺井博希捕手(33)が代打出場。カウント2-2から則本の外角150キロ直球を捉え、先制の左犠飛を放った。
先発したエース有原航平投手(32)は今季最長8回を投げ5安打無失点の好投。初回から3回まで打者9人をパーフェクトに抑える立ち上がり。0-0の4回は無死一、二塁のピンチを招いたが、3番浅村を注文通りの遊ゴロ併殺に。最後は4番鈴木大をボテボテの遊ゴロに打ち取った。
5回は1死三塁と得点圏に走者を置くも、後続の7番宗山を遊飛、8番太田を右飛に仕留めた。さらに7回は1死一、二塁、8回は1死三塁としたが、粘り強い投球でホームは踏ませなかった。
有原は敵地・仙台で日本ハム時代の19年から6連敗中だった。通算でも試合前時点で14試合に登板し、3勝8敗と苦手にしていたが、負のデータを覆す快投劇を演じた。
就任2年目の小久保裕紀監督(53)にとっては節目のシーズン100勝に到達。昨季は新人監督としては歴代最多91勝を挙げていた。