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プロ注目のスラッガー帝京長岡・有馬凛空「夏のために春を生かす」北信越連覇に自信


帝京長岡高校の有馬凛空捕手(3年)が、5月11日に決勝を迎える春季新潟県大会に向けて準備を進めている。昨年の北信越大会優勝チームを牽引する有馬は、プロも注目する強肩強打の選手で、今春の連覇を目指している。彼は冬場のトレーニングで体を鍛え、体重を10キロ以上増やし、打撃力も向上。バッティングでは4番を任され、重要な局面で結果を出してきた。打順にはこだわらず、得点に絡むことを重視している。

素振りをする帝京長岡・有馬

春季高校野球新潟県大会が26日に開幕する(5月11日決勝、長岡市悠久山球場ほか)。昨春の県、北信越大会優勝の帝京長岡をけん引するのは有馬凛空捕手(3年)だ。1年春からレギュラーでプロも注目する強肩強打の捕手。冬場の体作りで体重が10キロ以上増えるなど、肉体改造に成功した。今春は県、北信越連覇を達成し、夏に弾みをつけることをテーマにしている。

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鋭いスイングはさらに切れが増した。バットを振るたびにその好感触が残る。「パワーがついたと思う」。有馬は自身の成長を実感して春を迎える。「この春は4番を任せるかもしれない」と芝草宇宙監督(55)も期待を寄せる。

練習試合では10試合以上4番に座った。サヨナラ打など要所で1本出た。もっとも有馬自身は「打順にこだわりはない」と言う。「四球でもいいから出塁する。チャンスの時は自分がかえす」。大切なのは得点に絡むこと。そのための準備はしてきた。

「きっちりと捉えれば飛ぶ」。昨秋、69キロだった体重が81キロにアップした。筋トレのほか、間食を含めて1日6食の「食トレ」を敢行。プロテインも1日2回摂取した。下半身強化のため、冬場は雪に覆われたグラウンドを長靴を履いてランニングをした。

強肩強打の捕手としてプロも注目する逸材。入学直後からレギュラーに名を連ねてきた。一方、長打を狙って、力む癖が抜けなかった。筋力がついたことで意識が変化。「今はジャストミートを心がけている」。力を抜くために、打席に入る前は深呼吸するなど、気持ちのコントロールもできるようになった。

これまで先輩たちに囲まれて伸び伸びとプレーしていた。「自分がそういう雰囲気をつくらないと」と、今は引っ張る立場を自覚している。昨春、帝京長岡は茨木佑太投手(18、ロッテ)を擁して県大会、北信越大会を制した。「目標は連覇。甲子園に出られるチャンスはあと1回。そのために春を生かす」。先輩と並び、夏への自信をつかむ春にする。【斎藤慎一郎】

◆有馬凛空(ありま・りく)2007年(平19)5月17日、福島県生まれ。柏城小1年の時に少年硬式野球の須賀川リトルで野球を始める。須賀川二中では須賀川シニアに所属し2年の秋から捕手。帝京長岡では1年の春からベンチ入り。その後、ベンチ外だった1年秋の県大会以外はすべて背番号2。好きな野球選手はオリックス森友哉。176センチ、81キロ。右投げ左打ち。

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