
日本代表MF久保建英が所属のレアル・ソシエダードは24日、イマノル・アルグアシル監督(53)が今季終了後に退任することを発表した。
Rソシエダードは23日に降格圏内で苦しむアラベスに0-1の敗北を喫し、ここ3試合連続で勝ち星なしとなった。クラブはこの翌日に公式声明を発表し、来季続投しないというアルグアシル監督の決断を伝えた。これにより今季残りのリーグ戦5試合を最後にRソシエダードの指揮官を辞めることになる。
アルグアシル監督は数ヶ月前、クラブから今季終了後に満了する契約の延長オファーを受けており、4月下旬か5月上旬にどうするかを決めるつもりであることを話していたが、最終的に退任を選択する結果となった。
アルグアシル監督は現役引退後、Rソシエダードの下部組織の監督を歴任し、18年に2ヶ月ほどトップチームの暫定監督を務めた。そして18年12月のアシエル・ガリタノ解任後に再びトップチームの監督に就任し、現在に至るまで6年以上に渡ってRソシエダードを率いている。
Rソシエダードの監督としてこれまで、クラブ史上3番目に多い公式戦334試合を戦っている。その間、19-20年シーズンに国王杯優勝を成し遂げ、ここ5シーズン連続で欧州カップ戦(欧州チャンピオンズリーグ1回、欧州リーグ4回)の出場権を獲得した。
今季は幸先の良いスタートを切れず、現在のリーグ成績は33試合12勝6分け15敗の勝ち点42で9位と順位を上げるのに苦しんでおり、6季連続の欧州カップ戦出場権獲得が微妙な状況になっている。(高橋智行通信員)