
レアル・マドリードのアンチェロッティ監督(65)がヘタフェ戦前日、「我々が優勝を目指す2つのタイトルはバルセロナに勝つかどうかで決定する」と今後について言及した。
Rマドリードは23日にアウェーで行われるスペインリーグ第33節でヘタフェと対戦する。この試合の前日、アンチェロッティ監督が記者会見に出席したもようをスペイン紙アスが伝えた。
アンチェロッティ監督はその際、攻撃の主軸であるファンタスティックフォー(エムバペ、ビニシウス、ベリンガム、ロドリゴ)を同時起用することが、多くの試合でプレーに何らかの制限をかけた可能性を問われると、「それは問題ではないと思う。今季の問題は明らかだ。守備の要である2人を失い、その代わりを埋めるのが難しかった。違った特徴を持つ選手たちを起用するためにプレーを変更したが、バランスを見つけるのに苦労したんだ。今それが見つかることを願っている。それが見つからなければ勝つのは難しいだろう」と見解を述べた。
来季の去就については「サッカーではどんなことでも起こり得る。何が起こってもおかしくない」と返答。そして来季、Rマドリードの監督としてリベンジしたいかという質問に対しては「本当に私は誰に対しても、何に対してもリベンジの気持ちはない。このベンチが大好きだ。この状態ができるだけ長く続くことを願っている。そしてこれが終わる日が来たら、感謝し、このクラブに敬服する。他には何もない」と話した。
また、アンチェロッティ監督は国王杯で優勝した場合、スペインリーグで勝てる可能性が高くなるかという質問を受け、「クラブワールドカップを除き、我々が優勝を目指す2つのタイトルはバルセロナに勝つかどうかで決定する。次の試合にうまく臨み、国王杯決勝に集中しなければならない。我々はそれができる自信があるし、それを成し遂げられる。そのためには何かを変えなければいけないし、変えるつもりだ」と意気込みを答えた。(高橋智行通信員)