
アラブ首長国連邦(UAE)サッカー協会は19日、同国代表の新監督にルーマニア出身のコスミン・オラロイ氏(55)が就任すると発表した。契約は2年間。
UAEは2位以内が2026年FIFAワールドカップ(W杯)の出場権を得られるアジア最終予選のA組で勝ち点13の3位。2試合を残して2位ウズベキスタンとは勝ち点4差となっており、3月下旬にポルトガル出身のパウロ・ベント監督を解任した。
オラロイ氏は2000年に当時J1の市原(現千葉)でプレー。187センチのDFでリーグ戦10試合に出場した。
指導者としてはサウジアラビアのアルヒラル、カタールのアルサド、UAEのアルアインなどで監督を務め、2020年に中国スーパーリーグの江蘇でリーグタイトルを獲得。21年11月からUAEのシャルジャを指揮し、今季のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)2で決勝進出に導いた。
UAEはW杯アジア最終予選で6月5日にウズベキスタン、同10日にキルギスと対戦する。