
カージナルスのラーズ・ヌートバー外野手(27)が、来年予定されている第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に侍ジャパンでの出場を熱望した。17日(日本時間18日)、ESPNなどでリポーターを務めるダニ・ウェクセルマン氏がX(旧ツイッター)で伝えた。WBCへの参加希望を尋ねると「ぜひ出たい」と答えた。
投稿ではヌートバーが使用しているミズノの外野手用グラブも紹介された。親指を入れる部分に、漢字でミドルネームの「達治」と刺しゅうが入っている。「達治」は母方の祖父、榎田達治さんから受け継がれたもので、第5回大会で日本代表入りした際には、チームメートから「たっちゃん」の愛称で親しまれた。
前回大会では侍ジャパンの1番打者として、7試合で7安打4打点2盗塁と優勝に貢献した。チームメートの大谷翔平投手(当時エンゼルス、現ドジャース)から腕時計をプレゼントされ「もし26年に戻ってこなかったり、他のチームで出場したりしたら返さなくてはいけないんだ。握手して約束したようなものだね」と話していた。
ヌートバーは埼玉県出身の母久美子さんが日本人という日系アメリカ人2世。日本語はほぼ話せないが、家では納豆やみそ汁といった日本食を食べていた。