
<イースタン・リーグ:巨人-西武>◇18日◇ジャイアンツタウン
巨人坂本勇人内野手(36)が「2番三塁」で2軍降格後初めてイースタン・リーグの公式戦に出場し、3打数1安打で5回途中に交代した。
西武のドラフト5位ルーキー、福井工大福井出身の篠原響投手(18)と対戦し、見逃し三振、遊ゴロ、右前打だった。
今季は開幕から11試合に出場して打率1割2分9厘と不調が続き、15日に出場選手登録を抹消された。2軍降格後も1軍の試合はチェックを続けている。
「テレビで見てて、あそこ(1軍)で野球しないとダメだなって、毎日思いますし。周りの方の期待もまだ裏切れないなというのは。なんとか1軍の舞台でもう1度活躍できるように」と力を込めた。
自身の状態については「ヒット出たことはもちろんよかったですけど、感覚的には『いい』とは正直言えないんで」と振り返った。「オープン戦から外野の間を抜けるようなヒットも出てないですし。客観的に見て、1軍の打席に立っていい状態ではないなと。正直どこかのタイミングで監督と相談しながら、言った方がいいのかなっていうのはあったんで」と話した。
ファームでの再調整は昨年6月以来。阿部慎之助監督(46)は2軍降格時に「もう数字を見れば仕方ないことだし、本人としっかり話し合った上でファームに行かせました」と説明。昇格の判断については「2軍で調子が良ければ上げる。2割打てば今2軍ではいいバッターだからね」と話していた。