
北海道コンサドーレ札幌DF大崎玲央(33)が16日、札幌・宮の沢での全体練習に完全合流した。
3月7日に左腓腹筋(ひふくきん)腱膜損傷を負い、離脱していた。雨の中フルメニューを消化し、状態について「多分ケガする前よりいいんじゃないか」と手応えを口にする。
患部が「Jリーグであまり前例のない箇所だった」ため、慎重にリハビリを進めてきた。開幕から3戦連続で先発していたが、チームから離れた。現在17位で浮上のきっかけを探す。「どうしても1年でJ1に上がらなきゃいけないチームだから、結果だけで見られがち。もちろん自分たちも結果で示していかなきゃいけないけど、その中でも少しずつ、チームが1つになりつつあるとは思っている」と前を向く。
岩政大樹監督(43)が度々「根深い問題」と挙げる守備面の課題について、悩み、言葉を選びながら自身の考えを明かす。「もっと声とかでも人を動かしていかなきゃいけないし、そういうところは少ないかなって今でも思う」。もどかしさを感じている。
ピッチに戻りさえすれば、やれることをやりきる覚悟はある。20日ホーム藤枝MYFC戦(プレド)へ「俺はもう準備大丈夫。あとは監督が決めること」と、出番に備えるつもりだ。【保坂果那】