
8日の日本ハム戦(楽天モバイルパーク)に先発予定の楽天・藤井聖投手(28)が本拠地で前日練習を行った。
本拠地開幕投手の大役を務めるはずも雨天中止。翌日スライド登板の予定も、2日連続で雨に泣いた。「非常に残念な思いをしたんですけども、この1週間しっかり切り替えて準備してきたので、あとは全部出すだけかなと思います」と気合十分。武器であるスライダーの精度を上げるため、投球数を増やし調整を図った。
昨季日本ハム戦は、4試合に登板、防御率2・38。対する相手は変わるが「全打者要注意っていうのはあります。どのチームもそうですけど、気の抜けるバッターは1人もいないので慎重になりますけど、昨年同様慎重になりすぎてボール先行は良くないので、逃げずにしっかりと攻めていかなきゃいけないと思っています」と気を引き締めた。
4日には早川が今季初勝利、6日には古謝がプロ初完封勝利と同じ左腕が一足先に活躍をみせる。「彼らがいいピッチングをしていたので、僕も負けずに頑張りたいなと。古謝の完封がすごく刺激になったので負けてられないぞっていう思いになりました」と後輩左腕にも感化された。
三度目の正直での、今季初登板。「本拠地1、2戦に来る予定だった方や来られなかったファンの方々もいますので、勝利を届けられるように、最高の思いをしてもらえるように頑張りたいと思う所存です」。昨季チーム最多タイ11勝をあげた左腕が、ようやくマウンドで腕を振るう。