
<中日3-2巨人>◇1日◇バンテリンドーム
巨人井上温大投手(23)が、7回108球5安打2失点で降板した。
初回は岡林を二ゴロ、山本を空振り三振、細川を遊ゴロに打ち取る上々の立ち上がりを見せた。だが、2回に先頭の石川昂に右翼フェンス直撃の二塁打を浴びると、犠打で1死三塁とし中田の内野ゴロの間に先制を許した。
それでも、中盤は粘りの投球を見せた。5回には2死から連続四球と安打で満塁のピンチを招いたが、山本を129キロスライダーで右飛。登板前日に「何球投げてもいいので粘り強く、次のピッチャーにつなげられるようにとにかく粘り強く投げたいです」と話していた通りの投球を見せた。
7回に先頭中田に左翼線への二塁打を浴びると、続く村松の投前への犠打を三塁に送球したが、フィルダースチョイスとなりオールセーフ。木下のスクイズで勝ち越しを許すと、直後の攻撃で代打が送られた。
井上は昨季自己最多の8勝をマークし、自身初の開幕ローテ入り。今季初登板で100球超えの熱投を見せた。