
ヤクルト石川雅規投手(45)が偉業を懸けたマウンドに立つ。4月1日広島戦(神宮)で今季初先発する。白星を挙げれば、プロ野球史上初の新人から24年連続勝利に「開幕(1戦目)は独特の緊張感がある。より丁寧にというより、やってきたことを出すのが一番」と強調した。
メモリアルな1勝に向け、ホームの熱気が後押しとなる。同戦は本拠地開幕戦で「一番大好きな球場で、一番勝たせていただいてるのも神宮球場。そのマウンドに立てるのはうれしいですし、やっぱり何回も何回も勝ちたい」。これまで神宮で通算91勝をマーク。勝てば、並んでいる松岡弘を上回り、同球場の歴代最多勝利の達成もついてくる。
開幕3連敗スタートとなったチームの流れを変える役目も担う。担当者の死去に伴い、「つば九郎」が活動休止後、初の本拠地で迎える公式戦にもなる。雨予報が心配だが「チームに勝利をもってこられるように」と45歳、球界最年長左腕の24年目が始まる。