
<ソフトバンク4-7ロッテ>◇30日◇みずほペイペイドーム
ソフトバンク上沢直之投手(31)が移籍後初先発し、6回2/3を投げ3安打3失点にまとめた。「期待されていても、結果が出なければ信頼されない。最低限はできたかなと」。国内での公式戦登板は546日ぶり。勝ち星はつかずも、納得の76球だった。
初回からテンポ良く投げ込み、4回まで1四球のみの無安打投球。5回にはソトにソロ被弾も、後続は打者3人で抑えた。7回1死一、三塁では佐藤を空振り三振。3球で追い込むと、最後はこの日最速150キロ直球で空振り三振を奪った。「カウント的に三振を取りにいった。気持ちが入っていた」と渾身(こんしん)の1球を投じ、雄たけびを上げた。
23年オフにポスティングシステムを利用し、米球界挑戦も昨季はメジャー登板2試合のみ。わずか1年で日本球界に復帰し、新天地で再起を期す右腕は「1年間健康に投げ続けることが大事かなと思います」。ホークス上沢として25年シーズンの戦いが始まった。