
<フランスリーグ:スタッド・ランス3-1マルセイユ>◇29日◇第27節◇スタッド・オーギュスト・デローヌ
日本代表3人が所属するスタッド・ランスはホームで前節2位のマルセイユを3-1で下し、リーグ戦16試合ぶりの白星を挙げた。FW中村敬斗(24)が1得点1アシストと活躍し、フル出場した。
1トップで先発した中村は前半29分に先制。ペナルティーエリア内でFWディアコンの左からのパスを受けると、相手DFを右にかわしてシュートコースをつくり、右足でゴール右隅に蹴り込んだ。デゼルビ監督率いる強豪クラブからゴールを決め、喜びを爆発させた。
今季リーグ戦9点目。昨季のMF南野拓実(モナコ)がマークしたフランス1部リーグでの日本人シーズン最多得点記録に並び、フランス杯の1点を含めると公式戦通算10得点に到達した。
FW伊東純也(32)も元気にフル出場。後半6分に右サイドを抜け出して中央の中村にパスを送り、中村が相手DFと競り合いながら粘り強く左に流すと、最後は19歳のディアコンが持ち上がって左足で蹴り込んだ。日本代表アタッカー2人の連係から追加点が生まれた。
後半23分にも伊東の自陣からの縦パスを起点にカウンター。最後は19歳のMFアタンガナが加点した。3-0の後半28分からDF関根大輝(22)が右サイドバックで途中出場。その後に1点を返されたが、2点差を守り切り、長いトンネルを抜けた。