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【中日】井上監督の目に涙、開幕2戦目で初勝利 今日だけは「余韻に浸らせてもらう」


中日の井上一樹監督がDeNA戦で監督としての初勝利を収め、歓喜の笑顔を見せた。試合は1-0で中日が勝利。井上監督は苦手としていたDeNAの右腕バウアーを攻略し、2回に木下が先制の一打を放った。中日の投手陣は松葉が7回を無失点で抑え、続く清水と松山も無失点リレーで守り切った。井上監督はキャンプから明るくチームを鼓舞し、選手達との距離感を縮め信頼を築いてきた。まだチーム再建の道は始まったばかりだが、この勝利がその第一歩となった。試合後、井上監督は余韻に浸る心境を語った。

DeNA対中日 監督初勝利し笑顔を見せる中日井上監督(撮影・鈴木正人) 

<DeNA0-1中日>◇29日◇横浜

開幕2戦目で新生井上ドラゴンズが初勝利した。その瞬間、花冷えの横浜でネックウォーマーに埋もれた井上一樹監督の目は潤んでいた。2回2死一、三塁から8番木下がバウアーからもぎ取った先制適時打の1点を守り切り、初めて黒星をつけた。「拙攻って言うの? 投手陣が断ち切ってくれたかな。松葉に尽きる」。10安打で得点は1。それを先発松葉が7回まで、8回清水、9回松山と無失点リレーで守り切った。

3年連続最下位のチームを、ミスタードラゴンズ立浪前監督から引き継いだ。キャンプから常に明るく鼓舞し、時には自らがノックバットを握り厳しく鍛えた。キャンプ序盤にはランニングウエアで球場に入ろうとし、監督と気づかなかった警備員に止められた。笑い話としてすぐにナインにも広まったが、話す選手たちの口調は、指揮官との距離感の近さや信頼感を感じるものだった。

DeNAバウアーは前回所属した23年に5度対戦し、3つの白星を献上し1度も勝てなかった相手。その苦手右腕に土をつけた。8回には4番として育てる石川昂にも8打席目で初安打が出た。「いろんな意味での第1歩を踏み出せた試合だった。初勝利の余韻に今日だけ浸らせてもらいます」。チーム再建はまだ始まったばかりだ。【石橋隆雄】

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