
<ドジャース8-5タイガース>◇28日(日本時間29日)◇ドジャースタジアム
ドジャース大谷翔平投手(30)が「1番DH」でスタメン出場し、4打数1安打でチームの逆転サヨナラ勝ちを呼び込んだ。
1回無死で昨季途中からドジャースでプレーしたジャック・フラーティ投手(29)と対戦し、カウント3-0から四球を選んだ。2番ムーキー・ベッツ内野手(32)の二ゴロ併殺でアウトとなった。
第2打席は0-2の4回無死、1ボールから真ん中高めの直球をフルスイングしたが、浅い中飛に倒れた。打球速度は110・6マイル(約178キロ)で、高々と打ち上げた。
第3打席は0-2の6回無死、カウント2-1から外角低めのナックルカーブを引っかけ、二ゴロに倒れた。
第4打席は2-2の8回1死で右腕ベストと対戦。フルカウントからの7球目、外角の97・5マイル(約157キロ)の直球に手が出ず、見逃し三振に倒れた。
第5打席は5-5の延長10回裏、1死一塁で右腕ブリスキーと対戦。1ボールから右前へ安打を放ち、1死一、三塁と好機を広げた。ベッツの打席で二塁へ進塁すると、ベッツのサヨナラ3ランで生還した。
試合前にはチャンピオンリング贈呈式典に臨み、大歓声の中、リングを左手の人さし指にはめて笑顔を見せた。
大谷は開幕から4試合で16打数6安打2本塁打2打点。打率は3割7分5厘、OPS(出塁率+長打率)は1.287としている。一時中断していた投手としての復帰プランは開幕後に再開予定で、29日(同30日)にブルペン入りを予定している。
昨季は打率3割1分で54本塁打、59盗塁を記録し、史上初の「50-50」を達成。OPSは1.036とした。自身初のポストシーズン(PS)では、ワールドシリーズ(WS)第2戦で左肩を負傷した影響もあり、打率2割3分で3本塁打の成績だった。