
オサスナがバルセロナのスペイン代表DFイニゴ・マルティネス(33)の出場を巡り、異議申し立てを検討しているとスペイン紙アス電子版が28日に報じた。
バルセロナとオサスナは27日に行われたスペインリーグ第27節で対戦した。同紙によると、その際にバルセロナはFIFA(国際サッカー連盟)の規則違反を犯した可能性があるという。その理由はイニゴ・マルティネスを起用したためだ。
イニゴ・マルティネスはこの試合でフル出場したが、FIFAは「代表をけがで休んだ場合、その国際Aマッチ期間中に行われた代表最後の試合から少なくとも5日経たなければ再び試合に出ることはできない」という規則を明記している。
イニゴ・マルティネスは16日のアトレチコ・マドリード戦で負傷した後、招集されていたスペイン代表を辞退。その代わりにボーンマスDFハイセンが呼ばれていた。そしてスペイン代表が欧州ネーションズリーグ準々決勝第2戦オランダ戦を戦ったのが23日、バルセロナ対オサスナが行われたのはその4日後の27日だった。
そのためオサスナがこの後、スペインサッカー連盟にイニゴ・マルティネスが代表参加を辞退した明確な理由を尋ね、次にどうするかを決めるつもりだと同紙は伝えている。(高橋智行通信員)