
スペイン1部レアル・マドリードが、スペイン代表DFラウール・アセンシオ(22)と契約延長ですでに合意しているとスペイン紙マルカが26日に報じた。クラブからの正式発表はまだ行われていない。
Rマドリードの下部組織育ちのアセンシオは今季開幕時、Bチームのカスティージャで3部リーグを戦っていたが、ミリトンが今季絶望の重傷を負ったことで、昨年11月9日のオサスナ戦でトップチームデビューを果たした。
それ以降、アンチェロッティ監督にとって重要な戦力の1人となり、欧州チャンピオンズリーグ(CL)のマンチェスター・シティーやアトレチコ・マドリードとの大一番を含む、公式戦29試合(先発19試合)に出場。2アシストを記録し、守備だけでなく、攻撃にも貢献している。さらに、そのパフォーマンスがデラフエンテ監督に評価され、先週行われたオランダとの欧州ネーションズリーグ準々決勝2試合に向けたスペイン代表に初招集されていた(※最終的に出番なし)。
同紙によると、Rマドリードはこのような素晴らしい活躍を見せるアセンシオと、26年6月で満了する契約を3年延長し、29年6月までの新契約で合意したとのことだ。契約解除金は5000万ユーロ(約80億円)に設定され、年俸は来季620万ユーロ(約9億9200万円)、それ以降段階的に増えていき、最後のシーズンには900万ユーロ(約14億4000万円)に達する内容と伝えている。(高橋智行通信員)