<W杯アジア最終予選:中国0-2オーストラリア>◇25日◇C組◇第8戦◇中国・杭州
2026年FIFAワールドカップ(W杯)北中米3カ国大会のアジア最終予選で、C組のオーストラリア(FIFAランキング26位)はアウェーで中国(同90位)を2-0で退け、勝ち点を13に伸ばして2位をキープした。敗れた中国は勝ち点6のままで自動出場圏となる2位以内の可能性がなくなった。
スタジアムの大部分が赤く染まった敵地。6大会連続のW杯出場を目指すオーストラリアは序盤から攻め込み、前半16分に幸先よく先制した。MFアーバイン(ザンクトパウリ)がペナルティーエリア内で粘り強くキープし、左足でゴール左隅にねじ込んだ。自身3度目のW杯出場を目指す中盤のキーマンは20日のインドネシア戦に続く2試合連続ゴールとなった。
同29分、FWベルピレイ(メルボルン・ビクトリー)が左足で放ったシュートはGKの正面だったが、それを王大雷(ワン・ダイライ)がこぼしてゴールイン。後半は0-0で終了し、オーストラリアが無失点で勝ちきった。
オーストラリアは6月5日の第9戦で日本とホームで対戦し、同10日の最終戦で現在3位のサウジアラビアと敵地で直接対決する。