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【西武】育成右腕の上間永遠が6回無失点 ゴロ量産で支配下4枠争いに先発候補として参戦


西武の育成選手である上間永遠投手が、イースタン・リーグの試合で6回無失点の好投を見せ、支配下登録復帰に向けてアピールしました。上間は右肘のトミー・ジョン手術を経て育成契約となり、今シーズンで4年目を迎えています。当日は4回から登板し、140キロ超の速球と手元で動く球質を駆使し、多くのゴロをアウトにする投球で競争力を示しました。支配下登録のポジションを取るため、「ゴロを増やして入団を目指す」と意欲を語っています。

西武 上間永遠投手

<イースタン・リーグ:西武7-0DeNA>◇25日◇横須賀スタジアム

西武で育成選手が2人、支配下登録となった。同じ日、背番号114の上間永遠投手(24)が6回無失点でアピールした。

この日は1軍から調整に訪れた隅田が先発したため、上間は4回から2番手で登板。そのまま9回まで投げきり、スコアボードに「0」を6つ並べきった。

21年にプロ初勝利。しかしその後、右肘のトミー・ジョン手術を経て、育成契約に切り替わって今季で4年目になる。異例ともいえる育成契約の長さは、球団からの期待の表れでもある。春野キャンプ時には「今年も契約させてもらえたので、去年以上の、去年よりもっと覚悟をもってやらないといけないと思います」と決意を口にしていた。

手術前は154キロを投げることもあった。今は140キロ少々。しかし「手元で動く」という個性を生かし、ゴロを量産する。この日もアウト18個のうち14個がゴロに絡んだもの。被安打は4本。併殺打も2つ打たせた。

「ストライクとボールがはっきりしていて状態はあまり良くなかったんですけど、早めに打ってくれる打線なのでいい結果になった部分もあります」

そう話す。1軍の強力先発陣、特に右腕は開幕投手の今井、高橋、渡辺らパワー系の投手がそろう。オーバースローでゴロを打たせるタイプの先発投手として、上間がいいアクセントになる可能性はある。

支配下枠は一気に2つも減ったが「野手と中継ぎの方なので」と割り切り「そこまで悔しいとかはありません」と率直に口をする。4枠に先発投手に充当できる枠があるならば、つかむだけ。「そこに入れるようになりたいです」とゴロを積み重ね、呼ばれる時を待つ。【金子真仁】

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