
夢の日本代表入りを目指す東京ヴェルディMF綱島悠斗(24)が、J1リーグ3試合連続ゴールへの意欲をあらわにした。
24日のトレーニング後、次節29日の柏レイソル戦(アウェー)に向けて近況を語った。20日に行われたYBCルヴァンカップは脚部筋肉系の違和感で欠場。「スキップした形なんですけど状態的にはまったく問題ないです。リスクを回避して休養させてもらった感じなので、自信を持って次の試合は3試合連続ゴールを決めるぐらいの覚悟を持って臨みたい」と誓った。
3月8日の新潟戦(2-2)では同点ゴール、同15日の名古屋戦では決勝点をともにヘディングシュートで決めている。
188センチの長身で身体能力も高い。さぞヘディングは得意だと思いきや、本人に言わせると「自分自身はヘディングシュートは課題だなと思っていて。決してうまいわけでも強いわけでもない。そこはもっと向上させなければいけない」。ボールのポイントにしっかり合わせることを意識しており、「発展途上。そこの当て感というか、その感覚を今は大事にしている最中です」と明かした。
昨季途中から3バックの右に定着。攻守両面で存在感を強めている。ヨーロッパサッカー通とあって、最近はバルセロナ所属のフランス代表DFジュール・クンデのプレーに学びを得ている。
「サイドバックをやっていますけど、バルセロナでは3枚気味というか、センターバックのすぐ近くでプレーしていますし、ボールの持ち方とか、ファーストタッチの置きどころっていうのはすごい参考になる。そこと比較した時に、その状況判断だったり、(人やスペースを)認知するための準備が足りてないのかなと思っています」
柏戦を皮切りに、FC東京、横浜と続く1週間での3連戦はチームにとっては前半戦の勝負どころ。
「楽な試合は一つもない。レイソルはすごくいいチームですし、FC東京は自分たち(東京Vの)アカデミー出身の選手からしたら負けていけないし、最後のマリノスも負けてはいけない。自分たちの現時点での力試しというか、レベルの高い相手に何ができるのかすごく楽しみ」
相手が強ければ強いほど、底知れぬポテンシャルを持つ綱島の存在が大きくなる。「今は2試合連続ゴールですけど、プラス3試合連続ゴールを決めて、さらに5試合連続ゴールを決めるくらいの活躍を見せたい」。
そして日本代表入りへの意欲も隠さない男は、こう言ってのけた。
「やっぱりここで活躍して、Jリーグでインパクトを残して、少しでも森保さんのところに届くといいなと思います」