
バルセロナがモナコのブラジル代表DFバンデルソン(23)を獲得候補に挙げていると、スペイン紙スポルト電子版が23日に報じた。
右サイドバックのバンデルソンは22年夏にグレミオ(ブラジル)から移籍金1100万ユーロ(約17億6000万円)でモナコに加入した後、素晴らしいパフォーマンスを見せ、ブラジル代表で現在レギュラーの座を確保するまでに成長した。
同紙によると、バルセロナのスポーツディレクターを務めるデコは以前よりバンデルソンの実力を買っており、クラブ内での評価も上々であるという。フリック監督も守備面だけでなく、攻撃力やプレーを生み出す能力などを高く評価し、右サイドバックを強化するための要件を十分満たしていると考えているとのことだ。
しかし、バルセロナはすぐには獲得に動かず、サラリーキャップ(選手の契約年数に合わせて分割された移籍金や選手年俸などの限度額)にどのくらい余裕があるか様子を見るため、夏まで待つつもりだと同紙は伝えている。
選手層の薄い右サイドバックに関しては最近、ラヨ・バリェカノのルーマニア代表DFラティウも獲得候補の一人として報じられていたため、今夏の動向を見守る必要があるだろう。
(高橋智行通信員)