
<オープン戦:オリックス2-1阪神>◇23日◇京セラドーム大阪
快音が止まらない。オリックス中川圭太内野手(28)がこの日も3安打を放ち、8打数連続安打でオープン戦を終えた。「1番中堅」で出場。初回、阪神門別の初球、142キロ高めの直球に「いい反応ができた」と左中間へ二塁打。中堅手の悪送球で一気に三塁を仕留め、犠飛で先制のホームを踏んだ。
3回と5回はいずれも低めの変化球を泳がされながら左前にはじき返した。これで20日DeNA戦(横浜)から8打数連続安打。「来たボールに対する体の反応がうまくできている」。試行錯誤を重ね、オープン戦打率3割6分4厘をマークした。
チームは8試合ぶり勝利。岸田監督就任後、本拠地8戦目で初勝利となった。オープン戦最終戦での白星に「接戦を勝てたというのが、非常にチームとしていい勝ち方ができたんじゃないかな」。岸田監督も中川の好調ぶりに「心配なぐらい」とえびす顔。開幕戦を想定したオーダーの中、1番起用での活躍に指揮官も「いろんな作戦とか組めますし、足もありますしね。頼もしい」。開幕スタートダッシュから中川が打線を勢いづける。