
<阪神3-3オリックス>◇22日◇京セラドーム大阪
クリーンアップ任せろ!オリックス頓宮裕真捕手がオープン戦1号を決めた。
2-2の4回。1死から阪神富田の3球目、129キロ高めのカットボールを左翼席へ運んだ。「良いスイングができたのでそれが一番良かった」とうなずいた。
試合前時点でオープン戦打率7分4厘と苦しんだ中、12試合目で待望の一発。ベンチに戻ると、今季初めて「ほいさー」が飛び出した。打撃不振でも5番で起用した岸田監督は「ちょっとほっとしたんじゃないですか」とにっこりだ。
チームは引き分けで、07年以来、18年ぶりのオープン戦単独最下位が確定。それでも打線は3月のオープン戦初の2桁安打と復調の兆しも見せた。今季野手キャプテンの頓宮は「いい感じにチームがきている。もっとみんなで、ということを出していけば。明日(23日)勝つことだけ意識してやります」。オープン戦最終戦、岸田オリックス本拠地初勝利で開幕へ。頓宮がバットでけん引する。