
<日本ハム-ヤクルト>◇23日◇エスコンフィールド
日本ハム五十幡亮汰外野手(26)が“天秤(てんびん)打法”でオープン戦出場11試合目で初打点を挙げた。「1番中堅」でスタメン出場。1-0の2回2死一、二塁でヤクルト先発ランバートから一、二塁間を渋くゴロで抜く右前適時打を放った。
22日ヤクルト戦まで23打数3安打、打率1割3分と低迷し、この日の1打席目も左飛に倒れていた。追い込まれてからは左手を右手から離し、バットの中央付近を持つ、かつて元大洋の近藤和彦氏が得意としていた“天秤打法”をほうふつとさせる構えに変更。開幕前最後のオープン戦で貴重な一打を放ち「最近打ててなくて、試行錯誤している中での打席でした。結果を出すしかない立場。追い込まれてから構えを変えたりいろいろトライした中で、ヒットを打ててよかったです」とコメントした。
この日の試合前、新庄剛志監督(53)が、外野の開幕スタメン候補だった水谷瞬(24)が左脇腹の違和感を抱えていると発言。同じ外野手で、初の開幕スタメンを争う五十幡にとっては、大きなアピールとなる打席になった。