
<西武2-5DeNA>◇22日◇ベルーナドーム
西武の渡辺勇太朗投手(24)がプロ7年目、開幕ローテーション投手として堂々、ペナントレースに入る。
22日、最終調整のDeNA戦は3回3安打無失点。連打はあったが危なげなかった。牧、筒香、佐野…とビッグネーム含めて5つの三振を奪った。
コンスタントに140キロ台後半を投げ込み、150キロをマークする球も。カットボールやカーブ、スプリットも操りも申し分なし。「自分の現状のいいボールを出せて、良かったかなと思います。空振りも取れて」。36球で降板し、ブルペンで“おかわり”して仕事を終えた。
開幕第2戦、3月29日の日本ハム戦(ベルーナドーム)での先発が決定的だ。今井、高橋に挟まれての、いわゆる“表ローテ”への抜てきだ。日本ハム戦の次は中6日でソフトバンク戦になる。前評判ではリーグ上位となる2チームをパワフル右腕3人でたたければ“今年の西武はちょっと違う”と早々に5球団に感じさせることができる。ナベQこと渡辺久信前GM(59=日刊スポーツ客員評論家)が去った西武で「ナベU」としてその名をとどろかせられるか。大事なシーズンが始まる。【金子真仁】