
<日本ハム3-3ヤクルト>◇22日◇エスコンフィールド
日本ハム今川優馬外野手(28)が、2シーズンぶりの開幕1軍を引き寄せる貴重な一打を放った。
6回1死一、二塁のチャンスに代打で登場。ヤクルト左腕、長谷川から一時、同点に追い付く適時中前打を放った。二遊間をゴロで抜き「打球角度を抑えて打てばヒットになる確率が上がる。バットも指1つ分短く」と、場面に応じた打撃に徹し、結果を出した。
前日21日は「2番中堅」でスタメン出場し、初回無死一塁で左投手の高橋から左前打を放ち、決勝点をお膳立て。連日の“左キラー”ぶりに新庄監督は「左ピッチャーがブルペンで結構力入れて投げてたんで、あのピッチャーが来るかなと前もって用意させていた。気合でセンター前によく打ちましたね」とたたえた。
23日は母校東海大札幌のセンバツ初戦も控えており今川は「せっかく自分たちでつかんだ甲子園の舞台なんで、思い切って楽しんでほしい」。後輩に負けじと、開幕前ラストとなる23日ヤクルト戦でも、アピールを続けていく。