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【中日】高橋宏斗、楽天ドラ1宗山塁にプロの洗礼2打数無安打も「打席の中の雰囲気すごい」


中日ドラゴンズの高橋宏斗投手が21日の楽天戦で、同学年である楽天の宗山塁内野手を2打数無安打に抑え、プロの洗礼を浴びせました。試合は中日が楽天に2-3で敗れましたが、高橋は153キロの速球を駆使し、特に注目された宗山との対戦で印象的なピッチングを見せました。高橋は宗山の出身校の先輩にあたる村松選手からも情報を得ていたことが功を奏し、相手を押さえ込むことができたと語っています。小学生時代から知るライバルである宗山をプロの舞台で封じたことで、今後の対戦が一層期待されます。

中日対楽天 1回表、中日先発の高橋宏(撮影・森本幸一)

<オープン戦:中日2-3楽天>◇21日◇バンテリンドーム

中日高橋宏斗投手(22)が同学年の楽天ドラフト1位宗山塁内野手(22=明大)を2打数無安打に封じ込めプロの洗礼を浴びせた。

楽天戦に先発し先頭打者として対戦。いきなり真ん中に153キロ直球を投げ込み1ストライク。3球で追い込み、最後は外角低めで空振り三振。3回2死二塁での第2打席はカウント2ボール2ストライクから直球を2球ファウルで粘られるも、7球目も直球で押し込み二ゴロに仕留めた。

「やっぱり打席の中の雰囲気だとか、持っているものはすごいと思う。村松(開人内野手=24)さんにどんな打者なのかを聞いて臨んだ。自分の中でもいい攻めができた」と、しっかり明大で宗山の2学年上だった村松から事前取材もして万全だった。

小学生だった14年、高橋宏はドラゴンズジュニア、宗山はカープジュニアとして12球団ジュニアトーナメントで対戦していた。2人とも遊撃手だった。高橋宏は「いい選手でした。本当にいい動きをしていて、伸びてくるだろうなと」。当時は「むねやま」と読めず「宗山」という漢字の形が頭に残ったという。高橋宏は中京大中京(愛知)時代、世代NO・1と呼ばれていた。宗山が広陵(広島)に進学したことは知っていたが、新型コロナウイルス感染拡大で出場予定だった春のセンバツ、夏も中止となった。大学NO・1遊撃手として入ってきたライバルとプロでの初対戦は2打数無安打で強烈な印象を残した。

「あとはちょっと微調整するだけ」と話す4回4安打2失点の開幕前の最終登板は、リーグは違うものの新たな名勝負の序章となった。【石橋隆雄】

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