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【阪神】毎年恒例オープン戦締めくくる「テレコ」って何のこと? 13年連続で開催の理由は


オリックス・バファローズと阪神タイガースは毎年恒例のオープン戦3連戦を京セラドーム大阪で行っています。オリックスが近鉄と合併した2005年から不定期に開催され、2013年からは現在の3連戦形式に定着。主に、シーズン前に大阪地元で調整を望む両球団の希望が背景にあります。また、阪神が甲子園をセンバツ高校野球に貸し出すため、オープン戦ながらも運営側にとって貴重な主催試合となっています。入場料と放映権の収入は主催チームのものですが、試合では効率化のため、オリックスが一塁側、阪神が三塁側を使用することに決定されています。

オリックス対阪神 オリックス宗(左端)、福田らと話しをする阪神佐藤輝(左から2人目)、糸原ら(撮影・藤尾明華)

<オープン戦:オリックス-阪神>◇21日◇京セラドーム大阪

オープン戦の最後を締めくくるオリックスと阪神の3連戦が今年も始まった。

会場は例年通り京セラドーム大阪。阪神の本拠地甲子園はセンバツ高校野球に貸しているから使えない。

オリックスが近鉄と合併した05年が始まり。開催しない年もあったが、13年からは今の3連戦の形に落ち着いた。ほとんどがオープン戦の最終カードとして組まれてきた。両軍関係者によると「開幕前は地元で調整したい」という双方の希望が合致したことも理由の1つだという。

特徴的なのは、2戦目だけは阪神が主催すること(例外あり)。そのため、同カードを関西弁で「テレコ(互い違い)」と呼ぶ関係者もいる。毎年3月中旬から甲子園を使えず、主催試合を組めない阪神にとっては、オープン戦とはいえ貴重な1試合だ。入場料収入や放映権収入は当然、主催チームの元に入る。

当初は使用するベンチも主催に合わせて変えていた。オリックスが本拠地球場の三塁側を使うというレアな状況だった。さすがに選手からの不満の声もあり、現在は効率重視でオリックスが一塁側、阪神が三塁側と決まっている。

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