
<オープン戦:ナショナルズ3-10メッツ>◇20日(日本時間21日)◇フロリダ州ウェストパームビーチ
メッツ千賀滉大投手(32)がナショナルズ戦に先発し、3回2/3を投げて無安打1失点(自責1)、2四球6三振で初勝利を挙げた。オープン戦は3試合で計9回を投げて9安打3失点(自責2)、2四球9三振で1勝0敗、防御率2・00となった。
初回、1死二塁で3番ウッドを空振り三振に仕留めたが、振り逃げを阻止しようとした捕手トーレンスの送球がそれて二塁走者が一気に生還。続く4番ベルに四球を与えたが、次のガルシアを遊ゴロ併殺打に仕留めた。2、3回はともに3者凡退にし、4回は先頭から2者連続三振を奪ったところで降板した。一方、先発で投げ合ったナショナルズ小笠原は4回途中8失点で負け投手となった。
地元テレビ局「SNY」は登板後のインタビュー映像を公開し、千賀は「自分のいいところ、悪いところが全部わかりましたし、いい登板になったのは間違いないかなと思います」とコメント。具体的に何が良かったのか問われると「自分が何をしたら良くて、自分が何をしたらダメなのかがわかった」と返し、英語で「メカニックス」と付け加えた。メンドサ監督は「最初の数イニングは制球が乱れ、投げている感触もあまり良くなかったように見えたが、3回と4回は対照的だった。えぐかったよ。96マイル(約154キロ)出ていたと思うし、スプリット、スライダーも非常に良く、空振りをいくつも奪っていた。2つの全く違う登板のようだった」と話した。