
<ワールドカップ(W杯)北中米大会アジア最終予選:日本2-0バーレーン>◇20日◇C組◇第7戦◇埼玉
「W杯で優勝することです!」。出場を決めたピッチに置かれたマイクの前に立つと、MF遠藤航(32)が声を張り上げた。
23年6月に主将に就任してから、ブレずに言い続けてきた目標。「節目のタイミングに何を言えるか」を主将としてこだわり続け、「選手だけじゃなく、ファンの皆さんも含めて、自分たちが何を目指しているのかを共有したかった」と堂々の宣言となった。
この日も中盤の底に君臨して、後半からは2ボランチ気味にして修正を図った。「臨機応変に戦えるチームが最終的には上にいける」とあくまでも視線は来年の本番へ向け続ける。「サプライズを起こせるのは、結果を残すか、残さないかというところ」。ピッチ内外でつなぎ役を全うしながら、来年、北中米での節目の時、世界を驚かせるためにチームをけん引する。【阿部健吾】