starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

【センバツ】「疲れはない」沖縄尚学・末吉良丞が157球完投「公表してない」球種でピンチしのぐ


沖縄尚学の2年生左腕ピッチャー末吉良丞選手が157球を投げ、甲子園デビュー戦で青森山田を6-3で破った。末吉選手は9回を完投し、計157球を投じながら、自信に満ちたピッチングを披露。彼の決め球であるスプリットは、特に今回の試合で威力を発揮し、強打の相手を封じ込め、重要な場面で奪った6つの三振のうち3つをこの球で決めた。このスプリットは昨秋から温存し、冬に磨きをかけた隠し球で、直球とは軌道が変わらず、打者の手元で落ちる性質を持つ。末吉選手の力投により、沖縄尚学は難敵青森山田を退け、自信を深めた。

青森山田対沖縄尚学 青森山田を破り、ガッツポーズをする沖縄尚学・末吉(撮影・藤尾明華)

<センバツ高校野球:沖縄尚学6-3青森山田>◇19日◇1回戦

優勝候補の横浜(神奈川)が市和歌山を4-2で破り初戦を突破した。2年生右腕・織田翔希が、初回に自己最速の152キロをマーク。同校OB松坂大輔氏の甲子園最速は151キロで、大先輩の記録も超えた。5回2失点(自責1)の好投で、13年ぶりセンバツ勝利へ導いた。敦賀気比(福井)は15安打を放ち、初出場の滋賀短大付に15-0で大勝。沖縄尚学は2年生左腕の末吉良丞が3失点完投で、昨春8強、昨夏4強の青森山田を退けた。

   ◇   ◇   ◇

沖縄尚学の最速150キロエース左腕、末吉良丞投手(2年)が157球の熱投を演じ、甲子園デビューを今大会一番乗りの9回完投で飾った。6-3で迎えた最終回2死。最後は相手9番打者を中飛に打ち取った。「最初から(9回まで)投げるつもりでいたので。疲れはなく、自分の投球ができた」。宣言通りに1人で投げ抜き、両手を高々と突き上げた。

要所で改良した落ち球がさえた。ボール先行で、3者凡退は4度。計6四死球を与え、再三のように走者を背負った。ピンチの場面に決め球で投じたのがスプリットで「公表していない球。(青森山田の)頭にはなかったと思う」。昨秋は封印し、冬から磨いてきた“隠し球”だ。握りを浅くしたことで、直球の軌道と変わらないまま打者の手元で落ちる。この球種で計6三振のうち3三振を奪った。「投球の幅は広がったし、全国でも使える」。強打の相手を封じ、大きな自信をつかんだ。

    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2025
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.