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【センバツ】敦賀気比・五十子李壱、昨秋神宮大会試合中の右肘疲労骨折から復活 7回無失点快投


センバツ高校野球大会で、敦賀気比(福井)が滋賀短大付を15-0で圧倒し、9年ぶりの初戦突破を果たしました。2年生投手の五十子李壱が公式戦初先発で7回無失点の好投を見せ、打撃陣も15安打を記録するなど、投打にわたって力を発揮しました。新基準バットが導入された昨年春以降で最高得点をマークしたことも話題となっています。五十子は昨年秋に疲労骨折を経験するも、冬のトレーニングで下半身強化に努め、制球力を向上させました。次戦では強豪、健大高崎との対戦が予定されています。

滋賀短大付対敦賀気比 5回、力投する敦賀気比・五十子(撮影・藤尾明華)

<センバツ高校野球:敦賀気比15-0滋賀短大付>◇19日◇1回戦

優勝候補の横浜(神奈川)が市和歌山を4-2で破り初戦を突破した。2年生右腕・織田翔希が、初回に自己最速の152キロをマーク。同校OB松坂大輔氏の甲子園最速は151キロで、大先輩の記録も超えた。5回2失点(自責1)の好投で、13年ぶりセンバツ勝利へ導いた。敦賀気比(福井)は15安打を放ち、初出場の滋賀短大付に15-0で大勝。沖縄尚学は2年生左腕の末吉良丞が3失点完投で、昨春8強、昨夏4強の青森山田を退けた。

   ◇   ◇   ◇

昨秋の明治神宮大会4強の敦賀気比が滋賀短大付に大勝し、春9年ぶりの初戦突破を決めた。5年連続出場中だが過去4年はいずれも初戦敗退。16年以来の春1勝に東哲平監督(44)は「やっぱり甲子園で勝つのはいいなと改めて思いました」と胸をなで下ろした。

公式戦初先発の五十子李壱(いがっこ・りいち)投手(2年)が快投。初回は1死二、三塁のピンチを連続三振で切り抜けると、得意のカットボールを中心に7回3安打無失点。4回から降板まで1人の走者も許さず、「緊張もあったけど自分のピッチングができて良かった」と笑顔だった。

昨秋は明治神宮大会の試合中に右肘を疲労骨折し、投球再開は今年2月。冬は下半身を強化して制球力を向上させた。「ピッチングに波を作りたくない。自分の意思を曲げたくないのもある」と帽子のつばは真っすぐ。初の聖地で堂々の投球を見せて封じ込んだ。

打線もつながった。相手の11四死球に6失策を絡めながら15安打15得点。本塁打はなかったが、昨春の低反発バット導入以降の最多得点を奪った。東監督も「みんな低い打球を意識して、いいヒットが出ていたので、次につながる」と手応え。次戦は好投手擁する健大高崎。投打ともに食らいつく。【林亮佑】

◆新基準バット最多得点 敦賀気比の15得点は新基準バットが導入された昨年春以降、春夏を通じて1試合最多得点。これまで最多は昨年夏の西日本短大付が菰野戦で挙げた13点だった。1試合15安打も昨年以降のセンバツでは前日の花巻東が米子松蔭戦で記録した14安打を上回る最多。

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