
<センバツ高校野球:壱岐-東洋大姫路>◇20日◇1回戦
21世紀枠で甲子園初出場の壱岐(長崎)が、今大会V候補で近畿王者の東洋大姫路(兵庫)に挑む。
壱岐は主将でエース浦上脩吾投手(3年)がチームの大黒柱だ。昨秋は公式戦5試合に登板し、26回2/3を投げ防御率2・36をマーク。さらに、無四球と抜群の制球力を武器に、チームを創部初の九州大会8強入りに導いた。チームの部員25人は島内出身者で、現3年生は中学時代に「壱岐から甲子園へ」を合言葉に結集した世代。強固な結束力を持ち味に、聖地で“島っ子旋風”を巻き起こす。
一方の東洋大姫路は最速147キロ右腕、阪下漣投手(3年)がキーマン。昨秋は12試合に登板し、9完投(うち3完封)とエースの働きぶりだった。岡田龍生監督(63)は19年夏に履正社(大阪)を日本一に導き、母校では就任3年目で初の甲子園采配となる。