
由伸の1球から、ワールドシリーズ連覇への挑戦が始まる。ドジャース山本由伸投手(26)が、先発予定の18日のカブスとの開幕戦に向け、東京ドームで調整。グラウンドではキャッチボール、遠投などでフォームを確認しながら、ボールを投げた。練習後には、スタッフらとともに東京ドームのマウンドを入念にチェックし、登板に備えた。
前夜は、日本人選手の大谷、佐々木とともにホテルで夕食会 を開催し、チームメートを“おもてなし”した。ロバーツ監督によれば、日本に同行する全選手が参加し、まぐろの解体ショーなども実施。焼き鳥の名店「鳥しき」、高級すし店「鮨さいとう」、有名マグロ中卸店「やま幸」の料理人から最高の料理が提供された。
公私ともに仲が良く、刺激を受ける存在のカブス今永昇太投手(31)との投げ合いに気持ちを高ぶらせる。「すごく連絡を取っているんですけど、あまり真剣な会話はしてなくて、開幕戦の話とかも特にしてないですけど、開幕戦で、東京シリーズという特別な試合で日本人同士が先発する。自分の持ってる力以上を出せるぐらい頑張りたいと思います」と闘志を込め、真っさらなマウンドに上がる。【久保賢吾】