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7度転職ドジャース佐藤弥生氏「日本人のいいところ生かすべき」米国でのキャリアを慶大生に伝授


ロサンゼルス・ドジャースの佐藤弥生氏が、慶應義塾大学で「越境力」をテーマにした対談と講演を行いました。佐藤氏は、日本でのドジャースの人気と東京シリーズへの参加を喜び、野球とビジネスの面で日本が球団内での重要な位置にあることを強調しました。佐藤氏はこれまでに7度転職し、ドジャースには3度入社という経歴を持ち、現在はアジア・パシフィック部門のオペレーションディレクターを務めています。講演では、米国のビジネス特性や自身のキャリアについて語り、学生たちの質問にも答えました。「日本人の長所を活かしつつ、柔軟性を持って働くことが重要」とアドバイスもしています。

母校慶大で対談などを行ったドジャース佐藤弥生氏

ドジャースの佐藤弥生氏が17日、都内の慶大・三田キャンパスで「越境力」をテーマにした対談や講演を行った。

佐藤氏は「ドジャースがこれほどまでに日本で愛されるチームになったということ、そして今回、東京シリーズという歴史的なイベントに参加できていることに感激しております」と思いを口にした。

7度の転職をし、ドジャースには3度の入社経験があるという佐藤氏は現在、同球団のアジア・パシフィック部門のオペレーションのディレクターを務める。「オーナーシップが変わるとがらりと全てが変わります」とメジャー球団の特性なども明かしながら講演。大谷、山本、佐々木の3人に関係する業務も多く「野球の面でもビジネスの面でも日本という国が(球団内で)非常にセンターになってきているので、そこを任されているプレッシャーはもちろんあります」と打ち明け「それが(仕事の)醍醐味(だいごみ)でもあります」と添えた。

学生たちからは、米国で働くことなどキャリアについての質問が続出。「日本人のいいところをそのまま生かすべきだと思います。時間をきちっと守るとか。一方で日本人らしさが裏目に出ることもあるので、そのあたりは頑固にならずにうまくできたらいいのかなと思います」と話していた。【金子真仁】

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