
ガンバ大阪の新加入FWデニス・ヒュメット(28)が、加入後初ゴールに期待を抱かせた。
17日は大阪・吹田市内の練習場で公開練習。前日16日の横浜F・マリノス戦(日産ス)でJリーグデビューを果たしたヒュメットは「こちらペースでゲームを握りながらプレーしていたにも関わらず、自分たちが得点できず、相手に先制点を許してしまった。連係を修正して次の試合に臨んでいくことが重要になると感じる」と振り返った。
横浜戦では後半26分から出場。交代直後は左ウイングの位置に入ったが、今後はトップの位置で勝負する考えをあらためて口にした。「(左ウイングは)決して経験のないポジションではなかったので違和感がすごくあったわけではない。でも9番が自分得意なポジション」。あくまで点取り屋として、ゴールという結果でチームに貢献したい思いを強調した。
自らを「フレキシブルストライカー」と称する通り、さまざまなプレーを得意とするヒュメットは、この日の練習でも多彩なシュートパターンを披露。得意な形については「もちろんある。ただ、それが何かは言いません(笑い)」と明かさなかったが、チームメートから「シュートがうまい」という評価を集める能力の一端をのぞかせた。
20日にルヴァン杯1回戦・高知ユナイテッド戦(春野陸)があるが、リーグは29日アルビレックス新潟戦(デンカS)まで時間がある。得点量産が期待されるストライカーは「チーム全員とどれだけ良い連係ができるかが、長期的に考えて一番重要になる。そこに重点を置きたい」とこの期間によりチームを理解し、初ゴールにつなげる考えを示した。【永田淳】