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【巨人】石川達也、カブス打線から4奪三振 阿部監督「調整で投げさせた」開幕ローテ入り明言


巨人の石川達也投手が、カブスとのプレシーズンゲームにおいて無安打無失点の力投を見せ、4つの三振を奪い、開幕ローテーション入りを果たしました。石川はオープン戦2試合で無失点の好投を見せ、常にチームのためにベストを尽くしてきました。DeNA時代の同僚であるカブスの今永からも多くのアドバイスを受け、再会を喜びました。巨人は石川の状況を評価し、阿部監督は石川をローテーションに入れることを決定しました。石川は先発と中継ぎの両方に対応できる体制を整えており、30日のヤクルト戦での先発が予想されています。昨年DeNAから戦力外通告を受けた彼の、復活への挑戦が始まります。

巨人対カブス 力投する巨人2番手の石川(撮影・鈴木正人) 

<プレシーズンゲーム:巨人2-4カブス>◇16日◇東京ドーム

自力で開幕ローテ入りをつかみ取った。巨人石川達也投手(26)がカブス戦に2番手として登板し、3回無安打無失点。伝家の宝刀チェンジアップを駆使して、カブス打線から4つの三振を奪った。

常にチームファーストを掲げてきた。ここまでオープン戦に2試合に登板。いずれも中継ぎとして登板し、3イニングを無失点に抑えてきたが「いつ先発が回ってきてもいいように」と、キャンプ中にはブルペンで100球を投げ込む日を設定。先発と中継ぎの両方をにらんで調整を進めてきた。

試合前にはDeNAで一緒だったカブス今永との再会も果たした。同じ左腕としてアドバイスも多々受けてきたといい「ご飯も連れてってもらいましたし、すごく気にかけていただいて。(今永が)メジャーに行ってからも僕が打たれた試合とかで、すぐ連絡してくれたりとかしてた」。お世話になった先輩の前で成長した姿を見せた。

最大のチャンスが巡ってきた。阿部監督は試合後に「すごくキャンプから状態もいいですし。だからこそ、ローテーションに入れたと思って調整で投げさせた」と開幕ローテ入りを明言した。

開幕3戦目となる30日ヤクルト戦(東京ドーム)での先発が最有力とみられる。石川は「どっちでもシーズン入って対応できるようにしておきたい。(先発と中継ぎの)どっちで行けと言われても、そこは任されたところで全力でやるだけだと思っているので、その準備だけは怠らずって感じでやってます」。昨季DeNAから戦力外通告を受けた男の下克上は始まったばかりだ。【水谷京裕】

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