
「ふてほど」が帰ってくる! 24年1月期にTBS系で放送され、同年の新語・流行語大賞年間大賞に選出されるなど一世を風靡(ふうび)した連続ドラマ「不適切にもほどがある!」が、26年春にスペシャルドラマとして放送されることが16日、分かった。
連ドラ版では、阿部サダヲ(54)演じる中学校の体育教師で昭和のおじさん、小川市郎がひょんなことから、1986年(昭61)から2024年(令6)にタイムスリップ。令和では不適切なコンプライアンス度外視の発言をさく裂させ、コンプラで縛られた令和の人々に考えるきっかけを与えていった。
最終回でタイムマシンバスが使えなくなり、市郎は昭和に戻った。今回のスペシャルでは、市郎のもとに未来から井上教授が現れて「好きな時代に行きましょう!」とタイムトンネルに誘い、連続ドラマのその後を描く。
詳しいストーリーや出演者は今後発表されるが、連ドラ時の出演者たちもそろって登場するという。阿部は「また集まれるんですね! うれしい! どんな感じになるんだろう?」と再集結に大喜び。すでに撮影に入っており「まず連ドラの最終回を思い出して、スペシャルの台本を読みました。いやぁ、やっぱり宮藤さん、さすがです! 1回読んだだけではよく分かんない(笑い)。おもしろい! どうやってやるんだろう?」と戸惑いつつも「走って、歌って、踊って、ノックして、いろんな小川市郎の顔をお見せできるように頑張ります!」と意気込んだ。
脚本を担当した宮藤官九郎(54)は「内容も放送日も、何も明かせないのにリリースが出るという、まるで大ヒットドラマみたいな扱いに少々戸惑っていますが『スペシャルやるなら忘れないうちにやりたいです!』と僕が言ったからかもしれません」。内容もスケールも「大して変わらないままお届けします」とし、「まだ先なので、いったん忘れて、直前に思い出して下さい」とアピール? した。
磯山晶プロデューサーは「クランクアップからおよそ1年、久しぶりのような、そんなでもないような、なぜか少し気恥ずかしい気持ちでミュージカルシーンの歌録りが始まっています。今、言えることは、小川市郎さんがたくさん出てくるってことだけです。どうかお楽しみに!」とコメントした。