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残り1枠の争奪戦だ。巨人の開幕ローテ争いが大詰めに突入した。3日、東京ドームでの全体練習後に阿部慎之助監督(45)は「そうなってくるかな。ここから遠征に出て行くけど、若い選手にもチャンスをあげると思うので」と先発ローテについて言及した。
3月28日からの開幕カード・ヤクルト戦は2年連続で戸郷が開幕投手に決定。2戦目はグリフィン、3戦目は田中将が続く。2カード目は井上、山崎が有力視されている。当初は6枚目として期待されていた西舘が2月23日の広島とのオープン戦で3回6安打5失点の乱調で2軍降格。“最後の1枠”がぽっかり空いている。
ここからのオープン戦のアピール次第だが、現状では横川が筆頭候補とみられる。2月22日のDeNA戦で3回2安打無失点と好投した。次回は11日からのソフトバンク3連戦での登板が濃厚となっている。また、2日のジャイアンツタウン開業記念試合のヤクルト戦で4回無失点の堀田、同4回1失点の赤星にもチャンスがある。
2年連続リーグ優勝へ、開幕ダッシュを担う先発ローテー争いが最終局面を迎える。