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カブス・スワンソンが華麗な守備 本塁打だけじゃない“メジャーの華”で日本のファン魅了


16日に東京ドームで行われた巨人対カブスのプレシーズンゲームで、カブスのダンスビー・スワンソンはその華麗な守備で観客を魅了しました。彼は1回に2つの高速ゴロを見事に捌き、内野の守備で存在感を示しました。攻撃でも2回には二塁打を打ち、攻守にわたって活躍しました。また、巨人の鈴木誠也は5回に投手の暴投を機に2点目を得る機会を作り、打撃でも前日から好調を維持しています。カブスは前日、阪神に完封負けを喫していましたが、この日は5回に4長短打で4点を先行し、しっかりと実力を示しました。

巨人対カブス 4回裏巨人2死一塁、キャベッジは盗塁を決める(撮影・鈴木正人) 

<プレシーズンゲーム:巨人-カブス>◇16日◇東京ドーム

カブスが巨人とのプレシーズンゲームで、世界クラスのプレーを連発。遊撃のダンスビー・スワンソン内野手(31)が華麗な守備で、日本の野球ファンを魅了した。阪神に0-3と完封負けした前日15日から一転、この日は5回に4長短打を集めて4点を先行した。3番DHでスタメン出場した鈴木誠也外野手(30)は、5回1死満塁の第3打席で初球が暴投に。バットを振らずに、2点目が舞い込んだ。

   ◇   ◇   ◇

メジャーの華は、特大本塁打だけじゃない。強肩を生かしたダイナミックな内野守備も、日本のファンを魅了する。1回1死、カブスのスワンソンが魅せた。1死から2番ヘルナンデスの三遊間を襲った打球速度168・5キロの高速ゴロに反応。横っ跳びでグラブに収めると、すばやく立ち上がって一塁へ送球した。

続く3番吉川のゴロも、三遊間への163・8キロの高速打球だった。上体をうまく中堅側にひねりながら、ショートバウンドに合わせて捕球。またも迅速に体勢を立て直して一塁へ送球した。2連続で華麗な守備を見せた22、23年ゴールドグラブ賞男に、嘆息と大きな拍手が送られた。攻守交代すると、先頭打者で迎えた2回の第1打席では、左翼ヘルナンデスの頭上を超える二塁打。やや泳ぎながら低めのチェンジアップを拾った。7年総額1億7700万ドル(約266億円)はチーム最高年俸。攻守に存在感を示した。

前日の阪神戦では、散発3安打で完封負けを喫した。カウンセル監督は「日本選手のタレント(才能)レベルは間違いなくメジャーリーグレベルだ」としながらも、この日、阪神がドジャースにも完封勝ちしたことで「阪神の投手コーチは今夜、うまい1杯を飲んでいるだろうね」とジョークで悔しさをかみ殺した。エキシビションとはいえ、巨人戦が開幕前最後の実戦。ドジャースが5-1で下した相手に、敗れるわけにはいかない。

3番DHで出場した鈴木は、第2打席で右へ大きなファウルを放つなど、高速打球を連発した前日に続いて、打撃好調の気配を見せた。今季のチームは、鈴木と右翼のポジションがかぶるタッカーを獲得してまで打線を強化した。開幕前に、いつまでもくすぶってばかりはいられない。

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