
<明治安田J1:広島1-1柏>◇第6節◇16日◇Eピース
柏レイソルFW細谷真大(23)の今季初ゴールが、値千金の同点弾となった。
サンフレッチェ広島との勝ち点10同士の対決は、1-1で引き分けた。前節初黒星の柏は連敗を喫することなく、通算3勝2分け1敗の勝ち点11で4位。
1点を追う後半41分、FW仲間隼斗(32)が相手ボールを奪ってカウンターを発動。パスを受けたFW木下康介(30)がクロスを出し、ゴール前に突っ込んだ細谷が右足で執念の同点弾を挙げた。3人とも途中投入された選手で、リカルド・ロドリゲス監督(50)の采配も当たった。
殊勲の細谷は、これで4試合連続途中出場だった。6試合目での今季初得点に「隼斗君がいい位置で取ってくれたので、自分がゴールに向かって走って、気持ちで押し込んだゴールかなと思う。もちろんスタメンで出たいが、サブでも役割がある。今日はその仕事ができた」と話した。
背番号は昨季まで「19」だったが、今季は「9」に変更。偉大な先輩の北嶋秀朗、故・工藤壮人さん、クリスティアーノが付けた伝統のナンバーで初ゴールも刻んだことになる。
「チームの中でいい競争ができればいい。連敗しなかったことはポジティブにとらえたいが、今日は勝ち点3を取りに来たので悔しさはある」
ロドリゲス監督も「難しい展開の中で、価値ある引き分けになった。(途中交代の3人が活躍も)スタメンも重要だし、交代で出る選手もいいパフォーマンスをしてくれている。偉大な相手に、素晴らしい試合ができた」と、手放しでチームを称賛した。