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【阪神】ルーキー工藤泰成、1回無失点「よっしゃあ」上位打線相手にアウトは全て空振り三振


阪神の工藤泰成投手がプレシーズンゲームでカブスを相手に3者三振を記録し、無失点を続けた。工藤はカブス打線を抑える中で、特に速球が有効であったとコメント。試合終盤に切り札として登板、一部制球に不満を持つも、メジャー相手に果敢な投球を見せた。これで今春の実戦で7連続無失点を達成したが、さらなる精進を誓った。

阪神対カブス 阪神3番手で登板した工藤(撮影・小沢裕)

<プレシーズンゲーム:阪神3-0カブス>◇15日◇東京ドーム

7日に支配下登録された阪神育成ドラフト1位の工藤泰成投手(23=四国IL徳島)が、カブス打線から1回3三振を奪った。

「真っすぐが高めに浮いてはいたんですけど、振ってはくれていたので。すごく効いていたんじゃないかなと思います」。3点リードの7回、まずは先頭のハップをフォークで空振り三振。鈴木に左前打を浴びた後、今度は23年シルバースラッガー賞のタッカーを154キロ直球で空振り三振。ターナーには四球を出すも、最後はショウから再び直球で空振り三振を奪った。

マウンドに上がる直前の6回。バーティーが併殺となり、1番からの好打順が回ってきた。「うれしかったですね。ニック(ネルソン)がゲッツーで切ってくれたんで。そこから、よっしゃあという感じでした」。メジャーリーガー相手にも強気に攻める気持ちは変わらなかった。

これで今春実戦初登板から7戦連続無失点。強力打線を抑えても、当の本人は「全体的に制球が乱れてしまった」と満足していない様子。経験を糧に、まだまだ貪欲に0を並べる。【磯綾乃】

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