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【阪神】育成出身の工藤泰成、メジャーリーガー相手でも直球勝負「真っすぐで押していきたい」


阪神の工藤泰成投手が、東京ドームで開催されるカブス戦とドジャース戦で直球勝負を宣言しました。育成ドラフトから支配下登録を勝ち取った工藤は、最速159キロの速球を武器に、MLBの強打者たちに立ち向かいます。今シーズンはデビューから無失点を続ける工藤は、自身の速球がどれほど通用するのかを試すと同時に、徐々に状態を上げて開幕戦に備えたいと意気込みます。特にドジャースの佐々木とは同じ東北出身で同学年であり、彼との対戦を楽しみにしています。工藤は「変化球も交えながら、真っすぐで押していきたい」と自信を示しています。

キャッチボールをする阪神工藤(撮影・藤尾明華)

メジャーリーガー相手でも真っ向勝負! 阪神育成ドラフト1位から支配下昇格を勝ち取った工藤泰成投手(23=四国IL徳島)が15日のカブス戦、16日のドジャース戦(ともに東京ドーム)での直球勝負を宣言した。13日は明治神宮外苑の軟式グラウンドなどで練習。キャッチボールなどで汗を流した。7日に支配下登録されたばかりの剛腕。最速159キロの速球をひっさげ、MLB強打者勢の胸を借りる。

「真っすぐがどれだけ通用するのか試したいけど、まずは開幕戦に向けて、いい状態でいくのが大切だと思う。いい経験だと思って投げていきたい」

今春はデビューから6試合連続無失点と快進撃を続けるルーキー右腕。育成ドラフト指名から一気に階段を駆け上がる中、今度はカブス鈴木、タッカー、ドジャース大谷、ベッツ、フリーマンらと対戦するチャンスだ。「本当に楽しみ。ワクワクしているけど、やることは変わらない。今まで通り力を抜いて腕を振っていきたい」と笑顔。「変化球も交えながらいい配球でいい投球ができれば」とした上で「真っすぐで押していきたい」と力を込めた。

実はドジャース佐々木とは同じ東北地方出身で同学年。ド軍移籍後には「いつの間にか雲の上の…。同い年と信じられないぐらい、すごい選手になってしまったけど、僕も追いつけるように頑張ります」と燃えていた。明桜高(現ノースアジア大明桜=秋田)時代に佐々木が在籍する大船渡(岩手)と練習試合を行ったが、会話したことはなく「楽しみにしています」と対面を心待ちにした。

海を渡った東北地方出身、同学年の剛速球に負けじと、世界最高峰のメンバーにストレートを投げ込む。【塚本光】

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